ジメジメとしたスペースを少しづつ改良し育て甲斐のある庭へ

私の住まいは決して水はけの良い土地とは言えません。

元々谷戸だった低地を更地にしてその上に建てられた住宅ですから、

耐震性こそ工夫されているものの、

庭を始めその周囲の土壌までは

全く手入れが施されていないという状態なのです。

ですからある程度の大きさの庭さえあれど、

緻密過ぎ殆ど水を吸わない地面は常にジメジメと湿け、

表面にはシダやコケが繁茂し、

何か大掛かりな改良を加えないと

立派な庭にはなりようも無いという事は確かでした。

要はその根気の要る作業を進める上での覚悟一つだったのですが、

ようやくその決心がついたのが3年前。

造園業者のお世話になる事も無く、

少しづつ自分自身の手によって進める庭作りは

時としてかなりの困難となる場面もありました。

が、しっかりと土台から土を入れ替え、

1年後にはそれなりに花や野菜が作れる花壇を一つ作り上げる事が出来ました。

日照こそ足りない環境だったものの、

そこで咲く花や収穫した小さな野菜でも十分な満足感と幸せを感じる事が出来たのです。

現在では更に家庭菜園専用の花壇が2つ増え、

殺風景だった庭にもやっと賑やかさが出てきました。

まだまだ理想とする姿にまでは至っていませんが、

今後もマイペースで庭の改良を続けてゆく予定です。